コロナ関連で中国出身者差別の言動 都がヘイトスピーチと認定

コロナ関連で中国出身者差別の言動 都がヘイトスピーチと認定
ことし6月、東京都内で行われたデモ行進で、新型コロナウイルスに関連し、中国の出身者などを不当に差別する言動があったとして、都は条例に基づいてヘイトスピーチと認定しました。新型コロナウイルスに関連した言動が認定されるのは、これが初めてです。
都がヘイトスピーチと認定したのは、ことし6月14日、千代田区などで行われたデモ行進の中での言動で「新型コロナウイルス、武漢菌をまき散らす支那人、今すぐ出ていけ」などといった3つです。

都は、有識者による審査会の意見をもとに、ヘイトスピーチをなくすための人権尊重条例に基づいて、不当な差別的言動にあたる表現活動であると判断したということです。

都が、条例で公表の対象としているのは発言された表現のみで、言動を行った団体名は公表していません。

都によりますと、新型コロナウイルスに関連した言動が、都の条例に基づいてヘイトスピーチと認定されるのはこれが初めてです。