トランプ大統領 約2時間ラジオ出演持論展開し選挙戦復帰に意欲

トランプ大統領 約2時間ラジオ出演持論展開し選挙戦復帰に意欲
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新型コロナウイルスに感染したアメリカのトランプ大統領はラジオ番組に出演し、「体調は完全に良くなった」と述べて、およそ2時間にわたって持論を展開し、選挙戦への早期の復帰に強い意欲を見せました。
新型コロナウイルスに感染したトランプ大統領の容体について主治医は8日、治療を終えたとする報告書を出し、大統領は電話でのテレビ出演やツイッターでの発信を繰り返しています。

トランプ大統領は9日には保守派のラジオ番組に出演し、「体調は完全に良くなった」と述べて回復をアピールしました。

また、大統領選挙の対立候補、民主党のバイデン氏について、「テレビ討論会でうそをついた」とか、「大統領の資質を備えていない」などと繰り返し批判しました。

そのうえで「ペンシルベニア州でもフロリダ州でも私の本当の支持率はとても良い。われわれは勝利に向かっていて4年前よりも大きく勝つ」などと、およそ2時間にわたって持論を展開し、選挙戦への早期復帰に強い意欲を見せました。

このあと、トランプ大統領の陣営は、来週12日に激戦州の南部フロリダ州で選挙集会を開き、トランプ大統領が演説すると明らかにしました。

一方、民主党のバイデン候補はこの日、西部ネバダ州に入り、演説を行うなど、大統領選挙でカギとなる州を相次いで訪れ、有権者に直接、支持を訴えています。

また、来週15日に予定されている両候補の2回目の討論会は、開催方法や日程をめぐり両陣営の意見が対立し、依然、実施の見通しは立っておらず、大統領選挙まで1か月を切る中、異例の選挙戦が続いています。