日本学術会議 任命されなかった教授が抗議活動で改めて訴え

日本学術会議 任命されなかった教授が抗議活動で改めて訴え
日本学術会議の会員の任命をめぐって8日夜、大学生の呼びかけで抗議活動が行われ、任命されなかった教授も参加して改めてみずからの主張を訴えました。
抗議活動は、都内の大学生がSNSなどで呼びかけて総理大臣官邸前で行われ、主催者の発表でおよそ200人が参加しました。

はじめに大学生や大学院生が順番にスピーチし、「今後、学問への介入が進むと危機感を覚えずにいられない」などと話しました。

このあと任命されなかった1人で早稲田大学の岡田正則教授が電話をつなぐ形で参加し、「6人を排除すると、学術会議がどう『総合的、ふかん的』になるのか、政府は全く説明できていない。日本の学術を壊し、政府にそんたくしないと生きていけないような状況がつくられようとしていることが、いちばんの問題だ」と話しました。
また、同じく任命されなかった東京慈恵会医科大学の小澤隆一教授は、「学術会議は多様な分野の研究者で成り立っており、それぞれの知見を持ち寄って議論していて十分にふかん的だ。任命拒否は憲法を踏みにじる暴挙であり決して許せない」と話し、集まった大学生たちにみずからの問題として考えるよう呼びかけました。

参加した20代の女性は「学問の自由の侵害は研究者だけの問題ではなく、学生が何をどれだけ教えてもらえるかにもかかわってくる。なぜ任命しなかったのかを明確に説明してほしい」と話していました。

また、都内に住む大学生は「今回の判断は大学の先生を萎縮させるもので政府の独断で行っていいことではなく、権力の乱用だと思います」と話していました。