コロナで結婚式挙げられていないカップルに屋形船で式を 高知

コロナで結婚式挙げられていないカップルに屋形船で式を 高知
新型コロナウイルスの影響で結婚式を挙げられていないカップルを対象に、高知県四万十市を流れる四万十川に浮かぶ屋形船で船上の結婚式が開かれ、2組のカップルが永遠の愛を誓いました。
四万十市で屋形船を運航する会社などは毎年4月10日を語呂合わせで「四万十の日」として船上結婚式を企画していますが、ことしは新型コロナウイルスの影響で中止や延期を余儀なくされました。

そこでことしは10月4日を「逆四万十の日」と名付けて、結婚式を挙げられていないカップルを対象に屋形船結婚式を企画し、選ばれた2組のカップルが出席しました。

新郎新婦は親族と記念撮影をしたあと、四万十川にかかる佐田沈下橋近くの船着き場から屋形船に乗り込むと、上流に向かって進みました。

そして船の中で緊張した面持ちで三々九度の杯を交わしたあと、「これから先、この雄大な四万十川のように強く広い心を持ち、どんな困難も2人で乗り越えていきます」と誓いのことばを述べました。

沈下橋からは親族などが2組のカップルの新たな門出を祝福していました。

高知市出身の長山満理奈さんは「まさか自分が屋形船の上で結婚式ができると思わなかったので、きょうこの日を迎えることができて幸せでいっぱいです」と話していました。