勾留中の容疑者が感染 逮捕時に感染確認の警察官と接触 茨城

勾留中の容疑者が感染 逮捕時に感染確認の警察官と接触 茨城
茨城県は3日、警察署の留置場に勾留されていた30代の女の容疑者が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表しました。これまでに感染が確認されている結城警察署の警察官3人と接触があったということです。
茨城県警察本部によりますと感染が確認されたのは、先月25日に結城警察署で逮捕され、別の警察署の留置場で勾留されていた30代の女の容疑者です。

結城警察署ではこれまでに警察官3人の感染が確認されていて、逮捕された際、この警察官3人と接触があったということです。

肺炎の症状があり、中等症だということです。

警察は感染の拡大を防ぐため、現在、結城警察署の警察官など合わせて40人を自宅待機させています。

このほか、茨城県は3日、つくば市の70代のアルバイトの男性と牛久市の30代の会社員の女性の感染が確認されたと発表しました。

また県は、新型コロナウイルスに感染し死亡したと2日に発表した90代の男性について、亡くなる前に症状の回復が確認されていたため死亡の原因は新型コロナウイルスではなかったと訂正しました。

2日夜、遺族から問い合わせがあり判明したということで、県は入院していた病院と保健所との間で情報の共有が不十分だったとして再発防止に努めたいとしています。

これで茨城県内で感染が確認された人は合わせて671人となり、このうち、死亡した人は17人です。