アバター使ったWEB内定式も 新型コロナの影響で

アバター使ったWEB内定式も 新型コロナの影響で
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1日は多くの企業で内定式が行われました。新型コロナウイルスの影響でこれまでの内定式のあり方を見直し、WEB上でユニークな式を行った企業も出ています。
東京・港区にある従業員およそ460人のインターネット関連会社は、毎年10月に内定式を行ってきましたが、新型コロナウイルスの感染防止のためにことしはWEB上で行うことにしました。

内定式は会社のオフィスを再現した仮想空間で行われ、来年春に入社する大学生など6人と社員ら合わせて20人余りが自宅などからリモートで参加しました。

参加した学生は「アバター」と呼ばれる分身を遠隔で操作し、内定証書を受け取ったあと、記念撮影を行いました。

「アバター」には参加者それぞれの顔写真がついていて、マイクを通して会話をすることができます。

この会社ではアバターを操作することで学生が内定式に参加した実感を得られやすく、職場の雰囲気などをより伝えることができると考え実施したということです。

愛知県の自宅から参加した22歳の男子大学生は「自分のアバターを操作することで社長の話を同期と並んで聞いているような感覚になりました。

来年の春から仕事を頑張りたいです」と話しています。

インターネット関連会社「mediba」の江幡智広社長は、「テレビ会議とは違い、空間を共有している感覚があるので内定者も安心できたと思うし社風などを知ってもらう良い機会になりました」と話しています。