ladies and gentlemen きょうから変わりました 日本航空

ladies and gentlemen きょうから変わりました 日本航空
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日本航空が機内などで英語でアナウンスをする際に使ってきたおなじみの「ladies and gentlemen」という呼びかけが、1日から性別を前提にしない表現に変わりました。
新たに使う性別を前提にしない英語のアナウンスの表現は「Attention,all passengers」や「Good morning,everyone」などです。

これまでは英語のアナウンスのはじめに機内では必ず
「ladies and gentlemen」という敬称を使ってきました。

「なぜ英語のアナウンスは男女前提なのか」

変えるきっかけは、2年前に都内で開かれたイベントで、参加した人から社員が「なぜ英語のアナウンスは男女が前提なのか」と聞かれ表現に違和感を感じる人がいると気付いたことでした。

会社では多様な人材が活躍する環境づくりを進めていて、この社員の意見で1年半かけて表現を変えることになったということです。

変わるのを前に、客室乗務員など担当者が集まって会議を開き、
▽アナウンスの変更を海外にどう情報発信していくかや、
▽乗客がまた乗りたいと思うサービスの在り方について議論しました。

日本航空人財戦略部の東原祥匡さんは「わたしたちのサービスは男性、女性であることを前提にしたものが本当にスタンダードなのかという議論が起きて、公共のアナウンスでは必要ないんじゃないかと変更することにしました」と話していました。
羽田空港の国際線のターミナルでは、1日の午前中、フィンランドのヘルシンキ空港行きの日本航空の便の搭乗案内が行われ、地上スタッフが、乗客に搭乗時刻などを伝える際、「Good morning」と英語のアナウンスで呼びかけました。

ヘルシンキを経由してロンドンに向かう18歳の女性は「日本企業でもやっとLGBTQの人たちに配慮する動きが出てきています。日本航空は日本の大企業の1つなので、ほかの企業を引っ張っていってくれたらいいなと思います」と話していました。

日本航空人財戦略部の東原祥匡さんは「すべてのお客様に心地よく感じてもらうためには固定観念にとらわれず新しいサービスを作っていく必要があります。これをスタートに、一人一人がさらにサービスを考えていけるようにしたいです」と話していました。

客室乗務員の女性 制服に初めてパンツ導入

日本航空はことし4月、7年ぶりに客室乗務員やパイロット、整備士などの制服のデザインを一新しました。

それまで昭和26年の設立以来、9回制服のデザインを変更してきましたが、いずれも客室乗務員の女性はワンピースかスカートが制服となっていました。

今の制服は東京オリンピック・パラリンピックに合わせたもので、乗客一人一人に寄り添い、多様な働き方を実現するためとして初めてパンツを導入しました。

このほか、性別についても多様性を考慮してマイレージ会員向けに発行されるカードの性別表記をなくしました。

家族でマイルをためて使えるサービスについても、区役所など公的機関が発行するパートナーシップの証明書などがあれば同性のパートナーも配偶者としてサービスを受けられるようにしました。

日本航空「お客様は一人一人違うというのが根底に」

日本航空の執行役員の小田卓也人財本部長は「お客様というのは一人一人違うというのが根底にありますので、一人一人に分化していったときに何ができるのかということの現れが今回のアナウンスに結び付いた」と話していました。

また「当事者の方たちが大企業にもどんどん発信してほしいと思われていると聞いてそういう役割もあると思う」と話していました。