巡視船と台湾漁船接触 台湾当局 日本側に説明求める考え

巡視船と台湾漁船接触 台湾当局 日本側に説明求める考え
沖縄県の尖閣諸島沖の日本の領海で、海上保安庁の巡視船と台湾の漁船が接触したことをめぐり、台湾当局は、日本側に詳しい状況の説明を求める考えを示しました。
第11管区海上保安本部によりますと、27日午後3時すぎ、尖閣諸島の沖合の日本の領海内で、宮古島海上保安部の巡視船「くりま」と、台湾の漁船が接触しました。

台湾の漁船は日本の領海内で違法操業をしていて、巡視船が並走しながら、領海から退去するよう命令していた際、巡視船の船体の後ろの部分と漁船の船首が接触したということです。

海上保安本部によりますと、双方にけが人はいないということです。

これについて台湾で首相にあたる蘇貞昌行政院長は、28日記者団に対し、「まず、自分たちで状況を把握し、その後、日本側に説明を求める。台湾の漁業者へのいかなる不当な行為もあってはならない」と述べ、日本側に詳しい状況の説明を求める考えを示しました。

日本と台湾は2013年4月に漁業取り決めを結んでいて、沖縄県の尖閣諸島周辺の一部の水域で台湾側による操業が認められています。

ただし、尖閣諸島沖の日本の領海は取り決めの対象外となっていて、台湾の漁船が侵入した場合、取締りの対象となります。