コロナ感染防止徹底 学校現場に感染症の専門家派遣へ 文科省

コロナ感染防止徹底 学校現場に感染症の専門家派遣へ 文科省
学校現場での新型コロナウイルスの感染防止を徹底するため、文部科学省は、全国の小・中学校や高校などに感染症に詳しい医師など感染症対策の専門家を派遣する方針を固め、必要な費用を来年度予算案の概算要求に盛り込むことにしています。
文部科学省によりますと、学校現場では新型コロナウイルスへの対応が長期化する中、校内での感染防止対策が医学的に適切かどうか判断できず、苦慮しているケースがあるということです。

このため文部科学省は、全国の小・中学校や高校、それに特別支援学校などに、感染症に詳しい専門医や看護師など感染症の専門家を派遣し、感染防止対策を徹底する方針を固めました。

具体的には、派遣された専門家が校内での消毒の方法や感染予防の指導内容を確認するほか、それぞれの学校の指導主事を対象にした研修会や、児童・生徒向けの講習会を開くことを想定しており、その派遣費用として、来年度予算案の概算要求におよそ14億円を盛り込むことにしています。

このほか概算要求には、新型コロナウイルス対策として、学校内の消毒などの費用を補助したり、特別支援学校の登下校の時間を分散させるため、通学バスの便数を増やしたりする費用を盛り込むことにしています。