マウスシールドつけて「太閤踊り」 滋賀 長浜

マウスシールドつけて「太閤踊り」 滋賀 長浜
豊臣秀吉から地元の鍛冶職人たちが恩賞を受けたのを祝って始まったとされる、滋賀県長浜市の「太閤踊り」が行われ、感染対策にマウスシールドをつけて踊りが披露されました。
「太閤踊り」は、戦国時代に賤ヶ岳の戦いで地元の鍛冶職人たちがやりを大量に作って勝利に貢献したことから、豊臣秀吉に恩賞を受けたのを祝って始まったとされています。

ことしは新型コロナウイルスの対策に、鳥の羽で作ったかぶりものをつける代わりに、全員が口元にマウスシールドをつけて、およそ200メートルの距離を太鼓や笛で音色を奏でながら練り歩きました。

そして、滋賀県長浜市の草野神社に到着すると、円陣になって威勢のよい掛け声に合わせ手や足を大きく動かす踊りを披露していました。

「太閤踊り」は高齢化が進んだ影響で一時途絶えていましたが、去年、20年ぶりに復活していて、鍛冶屋太閤踊保存会の草野武事務局長は「ことしはイベントが相次いで中止になり、なんとか開催したいという思いで対策をとって行いました。踊りをきっかけに高齢化が進むまちの活気を取り戻したい」と話しています。