「核軍縮に向けた具体的な一歩を」国連事務総長が声明

「核軍縮に向けた具体的な一歩を」国連事務総長が声明
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国連が定める「核兵器の全面的廃絶のための国際デー」に合わせてグテーレス事務総長は声明を発表し、核保有国が協調よりも競争を追求し核兵器の危険性はますます高まっているとして、この流れを逆転させ核軍縮に向けた対話に戻るよう求めました。
「核兵器の全面的廃絶のための国際デー」は、7年前の2013年9月26日に、国連総会で初めて核軍縮に関するハイレベル会合が開催されたのを機に、国連が定めました。

グテーレス事務総長はこの日に合わせて声明を発表し、「核保有国が、協調よりも戦略的な競争を追求する中で核兵器がもたらす危険性はますます高まっている。ことしの国際デーはこの流れを逆転させる必要性を示している」として、世界は核の軍拡に向かいつつあると危機感を示しました。

そして「核保有国は実質的で誠実な対話に戻ることで信頼を回復し、核のリスクを減らし、核軍縮に向けた具体的な一歩を踏み出さなければならない」として、核保有国に対し核軍縮に向けた対話に戻るよう求めました。

また、グテーレス事務総長は「広島と長崎への原爆投下で生じた死や苦痛、破壊を繰り返してはならない」と述べ、来年1月に開催される予定のNPT=核拡散防止条約の再検討会議などを通じて、核軍縮への機運を後押ししていく姿勢を示しました。