フランス DV加害者にGPS機能付き足輪を装着させる措置導入

フランスでは、一部の地域の裁判所がDV=ドメスティック・バイオレンスの加害者に位置情報を追跡するための足輪を装着させる措置を導入し、被害者に近づいたかどうか監視することになりました。
これはフランス政府が25日から導入した措置で、パリ郊外やフランス南部などの一部の地域の裁判所で、被害者との接触が禁じられたDVの加害者に対し、位置情報を追跡できるGPS機能が付いた足輪を装着するよう命じることが可能になりました。

フランスでは、パートナーや元パートナーによるDVで亡くなった女性が、去年1年間だけで146人にのぼっています。

また、新型コロナウイルスの感染拡大による外出制限の影響で、DVの報告が増える傾向にあるとして、より厳しい対策を求める声が強まっていました。

今回の措置では、足輪を装着した加害者が、接触を禁じられた被害者と一定の距離まで近づいた場合、GPSが検知して被害者本人と警察の双方に通報されます。

措置が導入される前日の24日、パリ郊外の裁判所を視察したデュポンモレッティ法相は「大きな進歩であり、私が願う正義だ」と話していました。

フランス政府はこの装置をおよそ1000台用意していて、年内には国内全域の裁判所に導入する方針だということです。