群馬 高崎の養豚場でCSF(豚熱)確認

群馬 高崎の養豚場でCSF(豚熱)確認
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群馬県高崎市の養豚場で飼育されているブタが、ブタの伝染病のCSF、豚熱に感染していることが確認されました。県は消毒を行うとともに、ブタの殺処分などを進めることにしています。
群馬県によりますと、25日の昼すぎに高崎市の養豚場から「ブタの死亡が増加している」といった連絡が県に寄せられ、国の研究機関などが死んだ子ブタ3頭の血液などを検査したところ、いずれもCSF、豚熱に感染していることが確認されたということです。

この養豚場では、今月上旬から主に子ブタに下痢の症状があらわれて、これまでに200頭余りが死んでいたということです。

養豚場はワクチンの接種を順次進めていましたが、検査した3頭は下痢の症状が出たため、接種していなかったということです。

県内の養豚場のブタでCSFへの感染が確認されたのは初めてで、県は消毒などを行うとともに、27日から飼育しているおよそ5390頭のすべてのブタを殺処分することにしています。

一方、この養豚場の半径10キロ圏内には18の養豚場がありますが、すでにワクチンを接種しているため出荷などの制限はしないということです。

県内では去年9月以降、野生のイノシシ55頭のCSFへの感染が確認されていて、今月下旬にもこの養豚場からおよそ5キロ離れた場所でCSFに感染したイノシシが見つかりましたが、感染経路は分かっておらず、県が国などと連携して詳しく調べることにしています。

群馬県の山本知事は「CSFには先手先手で対策を行ってきたが、こうした事態となり痛恨の極みだ。感染をしっかり抑え込み、国内有数の群馬の養豚産業を守っていきたい」と話しています。

豚熱の感染確認はおよそ半年ぶり

農林水産省によりますと、国内の養豚場でCSF、豚熱に感染したブタが確認されるのは、ことし3月に沖縄県で確認されて以来、およそ半年ぶりになります。

豚熱は、おととし9月に国内で26年ぶりに岐阜県で確認されて以降、中部地方や関東地方、それに沖縄県にも広がり、合わせて10府県で16万頭余りのブタが殺処分されています。

このため国は、野生のイノシシで感染が確認されるなどした地域でブタに対するワクチンの接種を推奨し、群馬県を含む25都府県で接種が行われています。

こうした中で、日本は今月初めには、家畜の伝染病を監視している国際機関、OIE=国際獣疫事務局からCSFの「清浄国」の認定を取り消されました。

農林水産省は、今回の発生を受けて群馬県高崎市に職員を派遣して調査を進めています。