自民 山口選挙対策委員長 早期解散に慎重な考え示す

自民 山口選挙対策委員長 早期解散に慎重な考え示す
衆議院の解散総選挙をめぐって、自民党の山口選挙対策委員長は、仙台市で記者団に対し、新型コロナウイルス対策などへの取り組みが最優先だとして、早期の解散には慎重な考えを示しました。
衆議院議員の任期満了まで来月で1年となることを踏まえ、自民党の山口選挙対策委員長は、接戦が予想される選挙区などを中心に地方訪問を開始し25日は、仙台市で開かれた宮城県連の会議に出席しました。

このあと山口氏は記者団に対し、衆議院の解散総選挙について「新型コロナウイルス対策と経済対策をしっかりやることが、まず最優先だ。それがそれなりに評価された時点で、菅総理大臣が判断されると思う」と述べました。

また、菅内閣の支持率が高い水準となっていることを受けて、自民党内で早期の衆議院解散を求める意見が出ていることについて「『内閣支持率が高いから即解散』という考え方には、素直な気持ちで『はい』とは言えない」と述べ、早期の解散には慎重な考えを示しました。