外食チェーン8月の売り上げ 前年同月比16%減

外食チェーン8月の売り上げ 前年同月比16%減
全国の主な外食チェーンの8月の売り上げは、去年の同じ月を16%下回り、減少幅は4か月ぶりに再び拡大しました。業界団体は、新型コロナウイルスの感染が再び広がった影響と見ています。
日本フードサービス協会によりますと、全国の主な外食チェーンの8月の売り上げは去年の同じ月に比べて16%減少しました。

減少幅は、今の調査方法になってから最大の落ち込みとなった4月のマイナス39.6%を底に縮小が続いていましたが、先月は1ポイントながら4か月ぶりに拡大しました。

業態別の減少幅は、
▽持ち帰りや宅配の利用が多い「ファストフード」が3.4%にとどまる一方、
▽「ファミリーレストラン」は24.9%、
▽「パブ・居酒屋」は59%に上っています。

お盆の帰省の自粛や学校の夏休みの短縮でファミリーレストランなどの利用が伸びなかったほか、パブや居酒屋は一部の自治体が営業時間の短縮を要請したことが響きました。

日本フードサービス協会は「居酒屋などは繁華街を中心に依然として厳しい。今月に入って少し改善したという声も聞かれるが、店舗は席を間引いて営業せざるをえず、回復は頭打ちだ」と話しています。