スーパー8月の売り上げ 前年同月比3.3%増 コロナで食料品好調

スーパー8月の売り上げ 前年同月比3.3%増 コロナで食料品好調
全国の主なスーパーの先月の売り上げは、去年の同じ月に比べ3.3%増加し、4か月連続で去年の同じ月を上回りました。新型コロナウイルスの影響で、食料品を中心に堅調な販売が続いています。
日本チェーンストア協会によりますと、全国の主なスーパー、1万855店の先月の売り上げは1兆1201億円でした。

去年の同じ月にも営業していた既存店との比較で3.3%増え、4か月連続で去年の同じ月を上回りました。

商品別では、新型コロナウイルスの影響で外出を控える傾向が続いていることに加えて、野菜の価格が高騰したことなどから食料品が6.8%増えたほか、住居関連もテレワークのためのデスクまわりの用品が好調だったことなどで2%増加しました。

一方で衣料品は、紳士衣料、婦人衣料とも低調な上、祭りが相次いで中止されたことから、浴衣などの販売も伸びず16.3%減少しました。

日本チェーンストア協会の井上淳専務理事は「新型コロナウイルスの影響が長期化するなかで、消費者の雇用や賃金への不安が高まり、食料品など本当に必要なものだけを厳選して買う傾向が強まっているのではないか」と話しています。