家族のコロナ感染 高齢者を一時受け入れる専用施設設置 埼玉県

家族のコロナ感染 高齢者を一時受け入れる専用施設設置 埼玉県
高齢者を自宅で介護している家族が新型コロナウイルスに感染し、介護の支え手がいなくなるケースが出ていることから、埼玉県は、高齢者を一時的に受け入れケアを行う専用の施設を新たに設置し、早ければ来週にも受け入れを始めることを決めました。
埼玉県によりますと、自宅で介護を受けている高齢者がいる家庭では、同居する家族が新型コロナウイルスに感染して介護の支え手がいなくなり、高齢者の生活が立ち行かなくなるケースも出ています。

このため埼玉県は、こうした場合に高齢者を一時的に受け入れ、介護サービスを提供する施設を、県内5か所に新たに設置することになりました。

施設は県内の特別養護老人ホームの敷地内に建設され、5か所に合わせて20人が入れるということで、早ければ来週にも受け入れを始めます。

施設に入れるのは要介護認定を受けていてPCR検査で陰性であることが確認された人で、同居する家族が介護ができるようになるまで、施設でサービスを受けられるということです。

厚生労働省や埼玉県によりますと、高齢者を既存の施設に受け入れている自治体はありますが、専用の施設を新たにつくるのは全国でも珍しいということです。