相次ぐボーガン殺傷事件 入手の8割はネット 規制検討へ 警察庁

相次ぐボーガン殺傷事件 入手の8割はネット 規制検討へ 警察庁
洋式の弓・ボーガンを使った殺傷事件が全国で相次いでいますが、この10年間にボーガンが使われた事件について調べたところ、8割はインターネットで購入されていたことが分かりました。警察庁は法律で所持や販売を規制することも含めて検討を進めています。
ことし6月、兵庫県宝塚市で3人がボーガンで殺害されるなどボーガンが凶器などとして使われた事件は、この10年間に32件起きています。

警察庁が入手経路を調べたところ、判明した23件のうち83%にあたる19件は、容疑者がインターネットのサイトで購入していたことがわかりました。

ネットでの販売の場合、購入者の本人確認をしないケースがほとんどで、使用の目的を問うこともないのが実態だということです。
警察庁は23日、有識者による初めての会合を開き、法律の専門家やボーガンを使った競技の普及団体の幹部など7人が出席しました。

現在は、銃や刀などとは異なり法律による規制の対象外となっていますが、所持や販売を規制することも含めて検討を進め、年内に具体的な結論を出すことにしています。

実験では拳銃などに匹敵の威力

警察庁の科学警察研究所が行った実験では、ボーガンの中には殺傷力が非常に高いものがあることがわかりました。

実験で使用した矢がアルミ製の大型のボーガンは、発射した時の速度が時速269キロに達しました。

プラスチック製のヘルメットを簡単に貫通し、アルミ製のフライパンも突き破るほどでした。

警察庁は「実験の結果から拳銃などに匹敵する威力が確認された」としています。