健やかな成長願う伝統の「子供神相撲」 高松

健やかな成長願う伝統の「子供神相撲」 高松
子どもたちの健やかな成長を願う伝統行事「田井の子供神相撲」が高松市の寺で行われました。
「田井の子供神相撲」は子どもたちの健やかな成長を願おうと高松市の六萬寺で毎年秋分の日に行われる伝統行事で、例年、多くの人が訪れます。

毎年10人以上の小学生が赤と白の化粧まわしをつけて奉納を行いますが、ことしは新型コロナウイルス感染拡大防止のため、2人が、拝殿で両手を前に伸ばして「ヤー」と叫んでしこを踏む伝統の相撲の型を奉納しました。

また一般公開も中止となりましたが、参加が認められた保護者などからは「よいしょ」という掛け声や大きな拍手が送られていました。

東の大関を務め、ことし最後の参加となった小学6年生の石本龍馬くんは「今回はあまりにぎやかじゃなかったので、少し寂しかったけど、はきはきとできました。後輩たちも田井地区の誇りとしてやってもらいたい」と話していました。

また、田井子供神相撲保存会の山花健会長は「全員ではできなかったけど、高学年の大関2人にぶっつけ本番でやってもらって大変感謝している。来年もコロナに負けないような子どもたちが育つように続けていきたい」と話していました。