インド 世界遺産タージマハルの一般公開 半年ぶりに再開

インド 世界遺産タージマハルの一般公開 半年ぶりに再開
インドでは、新型コロナウイルスの感染拡大が続くなか、21日、世界遺産のタージマハルの一般公開が、およそ半年ぶりに再開されました。
インドでは、新型コロナウイルスの1日当たりの感染確認者数が9万人前後にのぼるなど、感染拡大が続いていますが、政府は、経済が立ち行かなくなるとして、経済活動への制限を徐々に緩和しています。

世界遺産のタージマハルは、17世紀に、当時インドを支配していたムガール帝国の皇帝が、妻の死を悼んで建てた霊びょうで、年間およそ700万人が訪れたインドを代表する観光名所ですが、感染拡大を受けて、ことし3月中旬から閉鎖されていました。

半年ぶりとなる一般公開にあたっては感染対策として、1日の入場者数を最大で5000人に制限し、敷地内でのマスクの着用を義務づけたほか、大勢が1か所に集まって写真を撮ることも禁止しました。

再開初日の21日、タージマハルを訪れた観光客はわずかでしたが、家族連れが記念写真を撮るなどして楽しんでいました。

訪れた市民は、「行列も無く、静かに楽しむことができたのでとても満足です。感染者数は増えていますが、ルールをしっかり守れば、問題無いと思います」と話していました。