観光名所「白米の千枚田」で稲刈り 石川 輪島

観光名所「白米の千枚田」で稲刈り 石川 輪島
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石川県輪島市の観光名所、「白米の千枚田」で、田んぼのオーナーによる稲刈りが行われました。ことしは新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、連休中に参加者が分かれて作業にあたっています。
国の名勝に指定されている「白米の千枚田」では景観を維持するため、輪島市などが13年前から米作りの体験などができるオーナー制度を設けています。

例年は9月の休日の1日を利用して稲刈りが行われますが、ことしは、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、オーナーとボランティアが、この連休中、8回に分けて作業を行うことになりました。

21日は午前中、県内をはじめ首都圏や東海地方などから20人余りのオーナーが集まり、まず、体温を測ってから鎌を使ってコシヒカリの刈り取り作業に当たりました。

田んぼのオーナーは、毎年、田植えなどにも参加してきましたが、ことしは感染拡大の影響で地元のボランティアなどが実施し、オーナーが参加できるのは稲刈りだけとなりました。

愛知県から参加した57歳の男性は、「来年は感染が収まり、田植えなどにもぜひ、参加したいです」と話していました。

刈り取った稲は天日で干したあと、来月下旬以降にそれぞれのオーナーに届けられるということです。