アイヌの人たち 復元した丸木舟で初のサケ漁 北海道 浦幌町

アイヌの人たち 復元した丸木舟で初のサケ漁 北海道 浦幌町
北海道の浦幌町で、地元のアイヌの人たちが、復元した伝統の丸木舟を使って初めてサケ漁を行いました。
アイヌの人たちにとって、サケは神の魚=「カムイチェプ」と呼ばれる特別な存在で、北海道では秋サケが遡上(そじょう)する季節を迎えています。

浦幌町のアイヌの団体「ラポロアイヌネイション」ではことし7月に、アイヌ伝統の1本の木から作る丸木舟を復元し、20日、地元の川で初めてこの船を使ってサケ漁を行いました。
アイヌの人たちは網を引き上げてサケを取ったあと、祭壇の前で「カムイチェプノミ」という儀式を行い、さばいたサケをいろりにくべて、自然の恵みに感謝をささげていました。

20日のサケ漁は道の許可を得て行われましたが、漁を行ったアイヌの団体は、先住民の権利として地元の川でのサケ漁を認めるよう求める訴えを先月、札幌地方裁判所に起こしています。
ラポロアイヌネイションの長根弘喜会長は「待ち望んでいた儀式だったので、無事に終わりとてもうれしい。先住民の権利はアイヌにとって大事なことだと考えている」と話していました。