東京都 新型コロナ 162人の感染確認 100人超は6日連続

東京都 新型コロナ 162人の感染確認 100人超は6日連続
東京都は20日、都内で新たに162人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。1日の感染の確認が200人を下回るのは3日前の今月17日以来で、100人を超えるのは6日連続です。
東京都は20日、都内で新たに10歳未満から90代までの男女合わせて162人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

年代別では、
▽10歳未満が4人
▽10代が10人
▽20代が37人
▽30代が32人
▽40代が40人
▽50代が16人
▽60代が7人
▽70代が12人
▽80代が3人
▽90代が1人です。

都内で1日の感染の確認が
▽200人を下回るのは3日前の今月17日以来で、
▽100人を超えるのは6日連続です。

162人のうち、およそ43%に当たる69人はこれまでに感染が確認された人の濃厚接触者で、残りのおよそ57%の93人は、これまでのところ感染経路が分かっていないということです。

濃厚接触者のうち、家庭内の感染が最も多く32人、施設内が11人、会食が8人、職場内が6人、夜間営業する接待を伴う飲食店の関係者が3人などとなっています。

施設内では、青梅市の青梅市立総合病院で新たに男性医師と女性看護師の合わせて2人の感染が確認され、都に報告されているこの病院での感染確認は44人になりました。

これで都内で感染が確認されたのは、合わせて2万4208人になりました。

一方、都の基準で集計した20日時点の重症の患者は、19日から2人増えて27人でした。

年代別では、50代が最も多く10人、60代が8人、70代が4人、80代が3人、30代と40代がそれぞれ1人となっています。

重症の27人を性別でみると、男性25人、女性2人となっています。

また、20日、死亡が確認された人はいませんでした。

入院・重症・自宅療養など

東京都によりますと、都内で20日までに感染が確認された2万4208人のうち、入院中の人は19日より64人増えて1199人となっています。

このうち都の基準で集計した重症の患者は19日より2人増えて27人です。

都は、20日の時点で、重症の患者向けの病床を150床確保しているということです。

また、中等症以下の患者向けの病床は2700床まで増やすことを目指していて、20日の時点で2450床を確保しているということです。

これとは別に、来月にかけて2つの専用病院を開設して、中等症以下の患者向けの病床を200床確保するとしています。

また、自宅で療養している人は19日より26人増えて438人です。

都が開設している8つのホテルで療養している軽症や無症状の人は19日より8人増えて253人です。

このほか、医療機関への入院と、ホテルや自宅での療養のどちらにするか調整中の人は19日より30人減って456人です。

一方、すでに退院した人や、自宅などでの療養が終わった人は2万1472人となっています。

「体調の悪い人は旅行や遠出を控えて」東京都

東京都の担当者は「この4連休中に、家族で出かけたり旅行に行ったりという人もいるかもしれないが、体調管理には注意してもらいたい。具合が悪いとなったら新型コロナウイルスに感染している可能性を否定できない。そうした人が旅行に行くと感染を広めるおそれがあり、体調の悪い人は旅行や遠出を控えてもらいたい」と改めて呼びかけています。