タイ 反政府デモ タブーとされた王制改革求める要望書を提出

タイ 反政府デモ タブーとされた王制改革求める要望書を提出
タイの首都バンコクではプラユット政権の発足以来、最大規模の反政府デモが行われ、これまでは議論することさえタブーとされてきた王制改革を求める要望書を政権側に提出しました。デモ隊の代表は、要求が受け入れられるまで今後も大規模なデモを繰り返すと強調し、政権側は難しい対応を迫られています。
タイでは6年前の軍事クーデターを主導したプラユット首相が強権的な姿勢を取り、国王も現政権を追認しているとして、若者たちによる反政府デモが続いています。

バンコクで19日から夜を徹して行われたデモには、主催者の発表で5万人以上が参加し、20日朝、デモ隊は、新しい憲法の制定や王制改革を求める要望書を携え、国王の諮問機関の枢密院に向かって行進しました。

しかし警官隊に阻止されたため、デモ隊の代表が地元警察のトップと交渉し、枢密院に届けるよう、その場で要望書を手渡しました。

このあと、デモ隊の代表は報道陣に対し「政府側の反応を見てみます。もし何も変化がなければ、私たちに何ができるかを分からせようと思う」と述べ、要求が受け入れられるまで今後も大規模なデモを繰り返すと強調しました。

若者の間で圧倒的な支持を集め去年の総選挙で躍進した野党が解体されたことをきっかけに始まったタイの反政府デモは、これまでは議論することさえタブーとされてきた王制改革を求めるなど先鋭化していて、政権側は難しい対応を迫られています。