原発事故の記録伝える「伝承館」がオープン 福島 双葉町

原発事故の記録伝える「伝承館」がオープン 福島 双葉町
k10012627541_202009201208_202009201209.mp4
東京電力福島第一原発事故の記録を伝える、初めての公立の施設が福島県双葉町に完成し、20日、オープンしました。
東日本大震災と原発事故の記録を後世に伝える福島県双葉町の県立の伝承施設「東日本大震災・原子力災害伝承館」は、20日、オープンし、避難先から駆けつけた地元の人たちなどが訪れています。

オープンに合わせて伝承館の高村昇館長が、「未曽有の大災害に福島の人たちが、どのように立ち向かって復興していったかを知ってほしい」とあいさつしました。

展示室には、行政の対応拠点となった大熊町のオフサイトセンターで使われたホワイトボードや、原発で重大事故が起きたことを国や県に知らせるファクシミリなどおよそ150点の資料や映像が、展示されています。
館内には地元の語り部も常駐することになっていて、原発事故当時の混乱や長引く影響を伝えています。

原発事故の記録を伝える伝承施設は公立としては初めてで、休館日の火曜日をのぞき、午前9時から午後5時まで開館しています。
避難先から訪れた71歳の男性は「当時を思い出して背筋が寒くなる思いがしました。こうした施設で多くの人に見てもらうことは必要だと思う」と話していました。

また千葉県から訪れた高校生は「放射性物質を取り除く作業が今も行われていることは知らなかったが、つらい思いをしている人がたくさんいることが分かった」と話していました。