イベントの開催制限緩和 一部の映画館 きょうから全座席を販売

新型コロナウイルスの感染拡大によるイベントの開催制限が緩和されたことを受けて、一部の映画館では19日からすべての座席を対象に観客を入れ、上映を行っています。

映画館ではこれまで、観客数を定員の半分以下にする対応を取っていましたが、19日からすべての座席を対象に観客を入れることができるようになりました。
東京 渋谷にある映画館「ユーロスペース」では、145あるすべての座席を販売し、訪れた人は間隔を開けずに席に座って作品の上映を待っていました。
この映画館では、マスクの着用や手の消毒、検温などの感染予防対策はこれまでどおり行い、舞台あいさつなどのイベントを伴う上映については、座席数を制限するとしています。
座席数の制限をなくした映画館は、ほかのミニシアターなどにも見られますが、当面、制限を続けるところや、制限はなくすものの食事を禁止するところもあり、現状では対応が分かれています。
ユーロスペースの北條誠人支配人は「やっと従来の映画館に戻れたなという気持ちがいちばん大きいですが、このコロナ禍でお客さんが戻ってくるのか不安はあります。お客さんが戻ってくるためにも映画館が安全であることを伝え、スタッフとお客さんの感染防止のためのお願いをこれからもしていきたい」と話していました。
東京 渋谷にある映画館「ユーロスペース」では、145あるすべての座席を販売し、訪れた人は間隔を開けずに席に座って作品の上映を待っていました。
この映画館では、マスクの着用や手の消毒、検温などの感染予防対策はこれまでどおり行い、舞台あいさつなどのイベントを伴う上映については、座席数を制限するとしています。
座席数の制限をなくした映画館は、ほかのミニシアターなどにも見られますが、当面、制限を続けるところや、制限はなくすものの食事を禁止するところもあり、現状では対応が分かれています。
ユーロスペースの北條誠人支配人は「やっと従来の映画館に戻れたなという気持ちがいちばん大きいですが、このコロナ禍でお客さんが戻ってくるのか不安はあります。お客さんが戻ってくるためにも映画館が安全であることを伝え、スタッフとお客さんの感染防止のためのお願いをこれからもしていきたい」と話していました。
各団体で対応はまちまち

飛まつが拡散するような歓声や声援が想定されないクラシックコンサートや演劇などを1万人以下の会場で行う場合、今回の開催制限の緩和で、5000人の上限は維持される一方で、収容人数の半分とする制限がなくなりましたが、すぐに実施するかどうかはそれぞれの団体で対応が異なっています。
東京の歌舞伎座は、現在行われている九月大歌舞伎については、これまでと同じように座席を半分以下に減らした対応を取るとしています。
劇団四季は、11月公演から舞台に近い座席を空けたうえで残りの座席をどこまで販売するか検討しています。
また、日本オーケストラ連盟によりますと、各地のオーケストラでは楽団ごとに対応を協議しているということで、このうち東京交響楽団は、今月26日に開く定期演奏会について、感染予防策を続けながら、すべての席を対象にチケットの販売を始めています。
東京の歌舞伎座は、現在行われている九月大歌舞伎については、これまでと同じように座席を半分以下に減らした対応を取るとしています。
劇団四季は、11月公演から舞台に近い座席を空けたうえで残りの座席をどこまで販売するか検討しています。
また、日本オーケストラ連盟によりますと、各地のオーケストラでは楽団ごとに対応を協議しているということで、このうち東京交響楽団は、今月26日に開く定期演奏会について、感染予防策を続けながら、すべての席を対象にチケットの販売を始めています。