国内クルーズ客船 運航再開へ 業界団体は感染防止対策強化

国内クルーズ客船 運航再開へ 業界団体は感染防止対策強化
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて中止されていたクルーズ客船「飛鳥2(ツー)」の運航が、ことし11月に再開することになりました。
日本郵船のグループ会社の「郵船クルーズ」は、ことし春からすべての運航を中止していたクルーズ客船「飛鳥2(ツー)」の国内での運航を、ことし11月2日から再開すると発表しました。

これに先立って、今月23日から客船を利用するツアーの販売を開始するとしています。

運航の再開にあたっては、乗客に対して乗船前に唾液を採取するPCR検査を実施し、船内の空気の入れ替えや清掃、消毒を徹底するほか、感染者が出た場合に備えて、船内の区域を分ける適切なゾーニングができるよう対策を講じるとしています。

このほか、日本クルーズ客船の「ぱしふぃっくびいなす」や商船三井客船の「にっぽん丸」も運航再開に向けた準備を進めています。

一方、業界団体の日本外航客船協会は18日、運航の再開に向けて乗客や乗組員の感染防止対策などをまとめたガイドラインを発表し、乗客に安心して利用してもらえるよう対策を強化することにしています。