東京都 新型コロナ 新たに220人感染確認 200人超は9月12日以来

東京都 新型コロナ 新たに220人感染確認 200人超は9月12日以来
東京都は18日、都内で新たに220人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。
1日の感染の確認が200人を超えるのは今月12日以来で、都の担当者は「急激な増加ではないが少し増えているような感じがある。状況を注視したい」としています。
東京都は、18日、都内で新たに10歳未満から90代までの男女合わせて220人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

年代別では
▽10歳未満が7人、
▽10代が8人、
▽20代が49人、
▽30代が53人、
▽40代が35人、
▽50代が32人、
▽60代が11人、
▽70代が12人、
▽80代が9人、
▽90代が4人です。

1日の感染の確認が200人を超えるのは今月12日以来で、都の担当者は「急激な増加ではないが、少し増えているような感じがある。状況を注視したい」としています。

220人のうち、およそ46%にあたる101人は、これまでに感染が確認された人の濃厚接触者で、残りのおよそ54%の119人はこれまでのところ感染経路がわかっていないということです。

濃厚接触者の内訳は
▽家庭内の感染が最も多く41人、
▽施設内が16人、
▽職場内が13人、
▽夜間営業する接待を伴う飲食店の関係者が9人、
▽会食が5人などとなっています。

このうち、家庭内では父親から子ども4人と妻が感染したケースがありました。

また、施設内では青梅市の病院で看護師4人の感染が確認され、この病院での感染確認は、これで38人になりました。

これで都内で感染が確認されたのは、合わせて2万3828人になりました。

一方、都の基準で集計した18日時点の重症の患者は17日より1人減って26人でした。

また、都は感染が確認された80代の女性1人が死亡したことを明らかにしました。

これで都内で死亡した人は、合わせて390人になりました。

重症患者は1人減って26人に

東京都によりますと、都内で18日までに感染が確認された2万3828人のうち、入院中の人は17日より13人減って1147人となっています。

このうち都の基準で集計した重症の患者は、17日より1人減って26人です。

都は、18日の時点で重症の患者向けの病床を150床確保しているということです。

また、中等症以下の患者向けの病床は2700床まで増やすことを目指していて、18日の時点で2450床を確保しているということです。

これとは別に、来月にかけて2つの専用病院を開設して、中等症以下の患者向けの病床を200床確保するとしています。

また、自宅で療養している人は17日より14人増えて422人です。

都が開設している8つのホテルで療養している軽症や無症状の人は17日より11人減って242人です。

このほか、医療機関への入院と、ホテルや自宅での療養のどちらにするか調整中の人は17日より42人増えて419人です。

一方、すでに退院した人や、自宅などでの療養が終わった人は2万1208人となっています。

週平均数値は高い水準で推移

東京都内で新型コロナウイルスの感染が、新たに確認された人を1週間の平均でみた数値は、18日までの1週間で171人ちょうどとなり、高い水準で推移しています。

毎日、新たに確認される新型コロナウイルスの感染者は、検査数が日によって多かったり少なかったりする影響で、曜日ごとにばらつきが出るため、都は1週間の平均でみた数値を「モニタリング項目」の1つとしています。

それによりますと、先月5日の346.3人をピークに、先月13日に300人、30日には200人をそれぞれ下回り、今月7日と8日には150人を下回って147.4人になるなど、減少傾向が続いていました。

ところが、今月9日以降は再び増加に転じ、16日まで8日連続で前の日を上回りました。

220人の感染が確認された、18日までの1週間平均だと171人ちょうどで、17日までの166.3人から4.7人増え、高い水準で推移しています。