ペンギンの羽根入りカプセルで寄付呼びかけ 名古屋港水族館

ペンギンの羽根入りカプセルで寄付呼びかけ 名古屋港水族館
k10012623991_202009181118_202009181128.mp4
名古屋港水族館は、新型コロナウイルスの影響で落ち込んだ収入を補おうと、ペンギンの羽根を入れたカプセルのおもちゃの販売機を使って、訪れた人たちに寄付を呼びかけています。
販売機は名古屋港水族館の入り口近くに置かれ、500円分の硬貨を入れてハンドルを回すとカプセルが出てくる仕組みです。

カプセルには、ペンギンの仲間の中でもっとも潜水時間が長いとされる「エンペラーペンギン」の羽根が入っていて、今月21日の敬老の日に合わせて「長い息」と「長生き」の2つの意味を掛けているということです。

水族館では新型コロナウイルスの影響で、先月の来場者が例年の3割ほどに減り収入が激減していて、販売機で寄付されたお金は、年間、およそ8000万円かかっている水族館での餌代の一部に充てられるということです。

寄付した人たちは「販売機だと気軽に寄付できる。中身の羽根も貴重なものでうれしい」とか、「長生きしてほしいという気持ちを込めて祖父母にプレゼントしたい」と話していました。

名古屋港水族館営業広報課の志賀良太課長は「ペンギンの羽根は、生え替わりの時期に飼育員が1本1本集めました。楽しみながら寄付していただけるとありがたいです」と話していました。

販売機は、今月22日まで置かれるということです。