サグラダ・ファミリア教会 2026年の完成は困難か 観光客減少で

スペインの観光名所で、着工から140年近くたった今も建設が続くサグラダ・ファミリア教会について、工事の責任者は、新型コロナウイルスの影響で、目標としてきた2026年の完成は難しくなったという見方を示しました。
世界的な建築家、アントニオ・ガウディの代表作であるサグラダ・ファミリア教会は、1882年に着工し、ガウディの没後100年となる、2026年の完成を目指して、建設が進められてきました。

しかし、新型コロナウイルスの感染拡大でスペイン全土に非常事態が宣言されたことから、工事はことし3月から中断されています。
16日、工事の責任者が記者会見を開き、今後2週間以内に工事を再開することを明らかにしましたが、「感染拡大の影響でスケジュールを見直さざるをえない」と述べ、2026年の完成は難しくなったという見方を示しました。

理由については、工事の中断に加え、観光客の減少による入場料収入の落ち込みで財政がひっ迫し、工事のペースを遅くせざるをえないためだとしています。

そして新たな完成時期については、「現状では長期的な展望を描くことはできない」と述べ、見通しは立っていないとしました。

スペインでは感染が再び広がる傾向にあり、主要産業の観光が大きな打撃を被っていて、サグラダ・ファミリア教会の建設も影響を受けた形です。