世界陸連前会長 収賄などで禁錮4年と日本円で罰金6200万円

世界陸連前会長 収賄などで禁錮4年と日本円で罰金6200万円
ロシアの組織的なドーピング問題で選手の違反を隠蔽する代わりに金銭を受け取っていたとして収賄などの罪に問われた世界陸上競技連盟のラミン・ディアク前会長について、フランスの裁判所は16日、執行猶予2年を含む禁錮4年と日本円で罰金6200万円の判決を言い渡しました。
ロシアの組織的なドーピング問題を巡っては、セネガル出身で世界陸上競技連盟、かつての国際陸上競技連盟のディアク前会長が息子のパパマッサタ・ディアク被告とともに世界選手権などで禁止薬物を使っていたロシア選手の違反を隠蔽する見返りに金銭を受け取っていたとして収賄などの罪に問われました。

2人はともに無罪を主張していましたが、フランスの裁判所は16日、ディアク前会長に対して、ドーピングの隠蔽の見返りに日本円でおよそ4億円の金銭を要求、または受け取ったことなどを認定したうえで、裁判長は「世界陸連の目的と価値、スポーツに求められる誠実さを傷つけた」などと述べ執行猶予2年を含む禁錮4年、および日本円で罰金およそ6200万円の判決を言い渡しました。

パパマッサタ被告にも収賄罪などで禁錮5年、日本円で罰金およそ1億2400万円の判決が言い渡されましたが、本人はセネガルにとどまり、裁判に出席しませんでした。

ディアク前会長親子については東京オリンピックの招致を巡って息子のパパマッサタ被告に関係するとみられるシンガポールの会社に、当時の東京オリンピック招致委員会からおよそ2億2000万円が振り込まれたことが賄賂に当たる疑いがあるとして、フランスの司法当局が裁判を開くための審査を行っています。