IAEA理事会 核巡りアメリカとイラン双方が応酬

IAEA理事会 核巡りアメリカとイラン双方が応酬
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IAEA=国際原子力機関で開かれている理事会で、イランが核合意に違反して核開発を加速させているとしてアメリカが非難し、さらに圧力を強める構えを示したのに対し、イランは核合意から一方的に離脱したアメリカ側に全面的に非があると主張するなど双方が応酬しました。
オーストリアのウィーンに本部があるIAEAでは定例の理事会が行われていて、16日はイランの核開発について話し合われました。

この中でアメリカの大使は、イランが製造する低濃縮ウランが核合意で定められている量の10倍以上に達するなど、合意に違反する動きが加速しているとしたIAEAの最新の分析を踏まえ、「緊張を高めようとするあからさまな脅迫行為だ。政治的、経済的な孤立を深めるだけだ」と強く非難しました。

さらに、核合意違反を理由に、国連の制裁を今月20日に復活させると改めて主張し、圧力を強める構えを示しました。

これに対し、イラン側の代表者は、「アメリカの外交は一方的ないじめだ。アメリカの圧力によってイラン国民が受けた打撃は計り知れない」と述べ、核合意から離脱したアメリカ側に全面的に非があると主張し、双方が応酬しました。

また、イギリス、フランス、ドイツも、イランが核開発を加速させていることに強い懸念を示しましたが、アメリカが宣言する国連制裁の復活には改めて反対し、イラン情勢をめぐる緊張がこれ以上、高まらないよう双方に自制を促しています。