イラン ロウハニ大統領 米とイスラエル主導の包囲網に警戒感

イラン ロウハニ大統領 米とイスラエル主導の包囲網に警戒感
アメリカの仲介で、UAE=アラブ首長国連邦とバーレーンが、イスラエルと国交正常化の文書に署名したことについてイランのロウハニ大統領は、ペルシャ湾をはさんで向かい合う両国とイスラエルが関係を深め、アメリカとともにイラン包囲網を強めることに警戒感を示しました。
イスラエルと、UAEおよびバーレーンの代表は15日、ワシントンのホワイトハウスで国交正常化の合意文書に署名し、仲介したアメリカのトランプ大統領は、長年対立してきたイスラエルとアラブ諸国のさらなる関係改善に自信を示しました。

これについて、アメリカやイスラエルと激しく対立するイランのロウハニ大統領は16日の閣議で、国交正常化はパレスチナへの裏切り行為だという認識を示し、強く非難しました。

そのうえでロウハニ大統領は、「イスラエルに、この地域における拠点を提供しようというのか。いかなる悲惨な結果をもたらそうと、彼らが責任をとることになる」と述べ、ペルシャ湾をはさんでイランと向かい合うUAEとバーレーンが、イスラエルと関係を深める動きをけん制しました。

イランとしては、イスラエルが国交正常化をきっかけにUAEやバーレーンと安全保障面での協力を深め、アメリカとともにイラン包囲網を強めることを警戒していて、原油輸送の大動脈として知られるペルシャ湾岸地域の緊張が高まることも懸念されます。