名古屋の老夫婦殺害事件 地裁で審理やり直しへ 最高裁決定

名古屋の老夫婦殺害事件 地裁で審理やり直しへ 最高裁決定
3年前、名古屋市で高齢の夫婦を殺害し、財布を奪ったとして強盗殺人の罪に問われ、1審では強盗の目的は認められないと判断されたものの、2審で取り消された被告の裁判で、最高裁判所は被告側の上告を退ける決定をし、今後、名古屋地方裁判所で審理がやり直されることになります。
名古屋市 南区の松井広志被告(46)は平成29年、近所に住む80代の夫婦を刃物で刺して殺害したうえ、現金が入った財布を奪ったとして強盗殺人の罪に問われています。

1審の裁判員裁判で、検察が死刑を求刑しましたが、名古屋地方裁判所は、強盗殺人ではなく殺人と窃盗の罪に当たると判断して無期懲役を言い渡しました。

しかし、2審の名古屋高等裁判所は「借金の返済を気にし、被害者の住宅に金があると思っていたことなど、1審は複数の事情を総合的に評価していない。強盗の目的があったことを前提に、改めて審理を尽くすべきだ」として、1審の判決を取り消し、審理のやり直しを命じました。

これに対して被告の弁護士が上告していましたが、最高裁判所第2小法廷の三浦守裁判長は16日までに、上告を退ける決定をしました。

今後、名古屋地裁で審理がやり直されることになります。