青梅市の談合事件 1審取り消し罰金100万円の有罪判決 東京高裁

青梅市の談合事件 1審取り消し罰金100万円の有罪判決 東京高裁
東京 青梅市が発注した道路工事をめぐって、談合をした罪に問われた地元の建設業協会の元会長に対し、2審の東京高等裁判所は1審の無罪判決を取り消し、罰金100万円の有罪判決を言い渡しました。
東京 青梅市の建設会社「酒井組」の元社長で、青梅建設業協会元会長の酒井政修被告(64)は平成29年、青梅市が発注した道路の改修工事をめぐって、みずからの会社が落札できるように、ほかの業者と談合したとして、入札妨害の罪に問われました。

裁判で被告は無罪を主張し、1審の東京地方裁判所立川支部は「公正な価格を害する目的があったとは言えず、談合は成立しない」として無罪を言い渡し、検察が控訴していました。

16日の2審の判決で東京高等裁判所の中里智美裁判長は「経営状況が厳しく、受注の意味は大きかった。元会長は関係者らに『うちにやらせてもらいたい』などと、受注の意思を積極的に示しているのに、1審はこうした事情の評価を的確に行っていない」と指摘しました。

そのうえで1審の無罪判決を取り消し、罰金100万円の有罪判決を言い渡しました。

酒井被告「悔しいだけ」、弁護士「信じがたい」

判決の後、東京 青梅市の建設会社「酒井組」の元社長、酒井政修被告(64)は会見を開き「悔しいだけです。そのひと言です」と話しました。

また、弁護を担当する郷原信郎弁護士は「信じがたい。こんなでたらめな判決を、このまま確定させるわけにはいかない」と述べました。