川崎の病院での新型コロナクラスターさらに31人確認

川崎の病院での新型コロナクラスターさらに31人確認
川崎市は16日、新型コロナウイルスの集団感染が起きている「ハートフル川崎病院」で新たに入院患者や看護師など31人の感染が分かったと発表しました。この病院に関係する感染者は合わせて39人になりました。
川崎市によりますと、新たに感染が確認されたのは川崎市高津区の「ハートフル川崎病院」に入院している50代から90代の患者26人と、20代から50代の看護師や准看護師などの職員5人の合わせて31人です。

入院患者のうち70代の男性1人が重症、80代の男性1人が中等症で、ほかの患者や職員は軽症か症状がないということです。

市は15日、この病院で入院患者と看護師合わせて8人のクラスターが発生したと発表していて、同じ病棟の患者や職員55人を対象に検査を行った結果、病院内で感染が広がっていることが明らかになりました。

市では、さらに10人ほどの職員の検査も行うことにしています。

最初の感染者が出た経路などは分かっていないということで、保健所の職員が病院を訪れるなどして詳しく調べています。

また病院は、感染拡大防止のため15日から当面、新規の入院患者の受け入れを中止していて、外来についても電話での再診のみに限っているということです。