APEC 12月開催 首脳会合はオンラインで実施する方針

APEC 12月開催 首脳会合はオンラインで実施する方針
ことし11月にマレーシアで予定されていたAPEC=アジア太平洋経済協力会議は、12月に延期され、首脳会合もオンラインで行われることになりました。
議長国のマレーシア政府は、新型コロナウイルスの感染拡大を踏まえた判断だと説明しているということです。
ことしのAPECについて議長国のマレーシアはこれまで一連の閣僚会合などをオンラインを中心に11月に開催するとしたうえで、首脳会合については現地で開催する方向で調整を進めていました。

しかし、日本政府関係者によりますと、マレーシアは閣僚会合などをおよそ3週間延期して12月に行うとともに、首脳会合は12月4日にオンラインで実施する方針を加盟国などに伝えたということです。

その理由についてマレーシア政府は、新型コロナウイルスの感染拡大を踏まえた判断だと説明しているということです。

今回のAPECでは新型コロナウイルスの収束や経済回復に向けて加盟する国や地域が連携して実効性のある対策を打ち出せるかが焦点となります。

APECをめぐっては、来年の議長国のニュージーランドも感染状況がはっきりしてから対応を決めるのは現実的ではないとして、すべてオンラインで開催することを発表しています。