北朝鮮キム委員長 大雨台風の被災地視察 復旧に全力の姿勢強調

北朝鮮キム委員長 大雨台風の被災地視察 復旧に全力の姿勢強調
大雨や台風による被害が先月から相次いだ北朝鮮では、キム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党委員長が、被災地に新たに建設された住宅を視察する様子を国営メディアが伝え、復旧に全力で当たる姿勢を強調することで、国民の動揺を最小限にとどめたいねらいがうかがえます。
北朝鮮では、先月から今月にかけて大雨や台風8号から10号まで、3つの台風が相次いで上陸するなどして、各地で、住宅や農地が水につかるなどの被害が出ました。

15日付けの朝鮮労働党機関紙「労働新聞」は、キム・ジョンウン委員長が、被災地の南西部のファンヘ(黄海)北道にある村を視察したと伝えました。

キム委員長は、新たに建設された住宅を視察し、作業に当たった軍をたたえたと伝えました。

「労働新聞」は3日前にも、キム委員長が同じファンヘ北道の被災地を訪れて、住宅建設の進捗(しんちょく)状況を視察したと報じるなど、国営メディアは、キム委員長が大雨や台風の被災地を訪れたという動静を相次いで伝えています。

ことしの大雨や一連の台風による被害の詳しい状況は、明らかになっていませんが、キム委員長は今月、災害復旧のために首都ピョンヤンから1万2000人の動員を指示しており、被害は広い範囲にわたっているものとみられます。

復旧に全力で当たる姿勢を強調することで、国民の動揺を最小限にとどめたいねらいがうかがえます。