国勢調査支給品のバッグか フリーマーケットアプリに出品

国勢調査支給品のバッグか フリーマーケットアプリに出品
14日から5年に一度の国勢調査が始まりましたが、調査員への支給品とみられるバッグが、フリーマーケットアプリに出品されていたことがわかりました。

総務省は、悪用されるおそれもあるとして注意を呼びかけています。
国勢調査は5年に一度、日本に住むすべての人を対象に行われるもので、14日から各世帯への調査票などの配布が始まっています。

調査員は公募などで選ばれた非常勤の国家公務員で、総務省は今回、およそ60万人の調査員に調査員証や腕章、バッグなどを支給しています。

このうち、支給品とみられるバッグがフリーマーケットアプリの「メルカリ」に、出品されていたことがわかりました。
「国勢調査エコバッグ」として1000円で東京都内から出品され、すでに売却済みとなっていて、掲載された画像に写った青色のバッグには、「令和2年 国勢調査」「総務省統計局」という文字が記されています。

総務省によりますと、支給品のバッグに通し番号などは付いていませんが、調査が終わったあとはほかの支給品とともに市区町村に返却することになっていて、メルカリに不適切な出品として通報したということです。

これについてメルカリは、利用規約に反するとして15日付けで国勢調査の支給品を出品禁止物に指定し、今回のバッグの出品を削除しました。

メルカリは、「今後、同様の出品があった場合は削除などの対策を進めて参ります」と話しています。

総務省は、国勢調査を装って個人情報を聞き出すことなどに悪用されるおそれもあるとして、注意を呼びかけています。

高市総務相「調査用品の売買 厳に控えなければならない」

高市総務大臣は15日、閣議のあとの記者会見で「直ちにメルカリの事務局に出品の取り下げを要請した。国勢調査を装った詐欺やかたり調査に用いられる可能性があり、調査用品の売買は厳に控えなければならない」と述べました。

そのうえで「国勢調査では、金銭を要求したり、クレジットカードの番号や銀行口座の番号を聞くようなことは絶対ない。国民の皆様には、不審な訪問者や電話があった際には、速やかに、お住まいの市区町村に問い合わせていただきたい」と述べました。