減便続く航空各社 旅客機の性能維持へ遊覧飛行企画

減便続く航空各社 旅客機の性能維持へ遊覧飛行企画
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新型コロナウイルスの影響で運休や減便を続けている航空各社の間では、旅客機を定期的に飛ばして性能を維持するため、遊覧飛行を企画する動きが広がっています。
全日空と日本航空は、新型コロナウイルスの影響で利用者が大幅に落ち込んでいることから、現在も、国際線の9割、国内線の4割を運休や減便としています。

旅客機の性能を維持するには定期的に飛ばす必要があるため、航空各社の間で、定期路線を運航する代わりに遊覧飛行を企画する動きが広がっています。

このうち日本航空は、ふだん国際線で運航している旅客機を活用して、今月26日に成田空港を発着する遊覧飛行を行う計画です。

3時間半のフライトで、夕日や星空が眺められるルートを飛行し、有名シェフが監修したハワイ路線の機内食を提供するということです。

また全日空は、先月に続いて今月も、総2階建ての世界最大級の旅客機、エアバスA380型機で遊覧飛行を行う計画です。

航空各社は、こうした遊覧飛行を定期的に行うほか、乗客を乗せずに貨物便として利用するなど、出番が減った旅客機を有効に活用する取り組みを強化することにしています。