経済同友会 新型コロナ収束後の「未来選択会議」設立へ

経済同友会 新型コロナ収束後の「未来選択会議」設立へ
経済同友会は、新型コロナウイルスが収束したあとの、日本社会や経済の在り方について、労使双方と研究者などが幅広く議論する新たな会議を立ち上げて、政策テーマごとに論点を示し、政府への働きかけを強めていくことになりました。
経済同友会は11日までの2日間、東京都内で夏のセミナーを開き、新たに立ち上げる「未来選択会議」について、運営方針などを確認しました。

未来選択会議は経営者と労働組合の幹部、シンクタンクの研究者や学生などが幅広く参加し、新型コロナウイルス収束後の企業経営で重視すべき点や、財政健全化に向けた道筋、それに外交や安全保障などで議論を深めます。

年に3回程度討論会を開くなどして、日本社会や経済の在り方について政策テーマごとに論点を示し、政府への働きかけを強めていくとしています。

経済同友会の櫻田代表幹事は「経済界からの政策提言だけでは、複雑な社会課題の解決にはつながらない。会議を通じて多様な選択肢を示し、国の政策決定プロセスの中で存在感を示していきたい」と述べました。