“遠州織物の布マスクのよさを知って” 専用自販機設置 浜松

“遠州織物の布マスクのよさを知って” 専用自販機設置 浜松
静岡県西部に伝わる「遠州織物」で作った布マスクのよさを知ってもらおうと、浜松市の街なかに24時間、購入できるマスク専用の自動販売機が設置されました。
この取り組みは、浜松市や遠州織物の事業者らで作る協議会などが企画したもので、JR浜松駅近くに設置された自動販売機には、子ども用と大人用、合わせて18種類のマスクが並べられました。

遠州織物は、江戸時代から綿花の栽培が盛んだった静岡県西部で発展し、天然繊維を使っていて肌触りが優しいのが特徴です。
販売されているマスクは絹や麻などで作られた夏用で、シンプルな白色に加え、色鮮やかな柄物や冷たく感じる加工が施されているものもあり、価格は600円から1000円です。

自動販売機は来年3月末まで設置される予定で、肌寒い季節には温めて販売するということです。

浜松市産業振興課の杉浦健太主任は「人との接触を避けながら24時間、簡単に買えるので、地元の人や出張で訪れた人などに使ってもらって遠州織物のよさを感じてほしい」と話していました。