遊泳中の8歳男児 ボートに巻き込まれ死亡 母親など3人重軽傷

遊泳中の8歳男児 ボートに巻き込まれ死亡 母親など3人重軽傷
k10012604221_202009062058_202009062059.mp4
6日午前、福島県の猪苗代湖で、ライフジャケットを着けて沖合を泳いでいた家族連れが、通りかかったボートに巻き込まれて、8歳の男の子が死亡し、母親や友人の男の子など3人が重軽傷を負いました。
6日午前11時ごろ、福島県会津若松市の猪苗代湖で、「プレジャーボートが泳いでいた数人を巻き込んだようだ」と警察と消防に通報がありました。

警察によりますと、湖水浴場やマリーナなどがある中田浜付近から300メートルほどのところで、2つの家族がライフジャケットを着けて泳いでいたところ、通りかかったボートに巻き込まれたということです。

この事故で、千葉県野田市の豊田瑛大くん(8)が死亡しました。

また、母親の舞子さん(35)と、瑛大くんの友人で栃木県栃木市の中澤翔愛くん(8)が大けがをして病院に運ばれたほか、瑛大くんの兄(10)も軽いけがをしました。

猪苗代湖の中田浜は例年、湖水浴場が開設され、大勢の家族連れでにぎわいますが、ことしは新型コロナウイルスの影響で湖水浴場の開設は中止されていました。

ボートには数人が乗っていたということで、警察は事故の詳しい状況を調べています。

通報した男性 「こんな事故はなかった」

事故のあと消防への通報やけが人の手当てにあたったという40代の男性は「事故にあった方が、水上バイクにけが人を乗せて私たちのグループがいた場所まで来ました。かなり重傷の人がいて、意識がもうろうとしていたので、すぐに119番通報をして、けが人の止血を行いました。沖のほうで家族で泳いでいたところ、大型のプレジャーボートが通過して接触したと言っていました。ここには何度も遊びに来ていますが、こんな事故はなかったのでびっくりしました」と話していました。