千葉 新型コロナ 新たに23人感染確認 救急搬送で死亡の男性も

千葉 新型コロナ 新たに23人感染確認 救急搬送で死亡の男性も
千葉市は今月4日に死亡した60代の男性について、その後、新型コロナウイルスへの感染が確認されたと発表しました。また、県内では集団感染が確認されている柏市の病院の患者ら7人を含む男女合わせて23人の感染が新たに確認されました。
千葉市によりますと、死亡したのは市内に住む60代の男性で、今月3日、41度の高熱が出て自宅から病院に救急搬送され、酸素吸入をするなど治療を受けていましたが、翌日、死亡しました。

入院後の検査で、5日になって感染が判明し、これで県内で亡くなった感染した人は64人となりました。

また、県などによりますと、新たに感染が確認されたのは、20代から90代までの男女合わせて23人です。

このうち柏市では、これまでに入院患者など16人の集団感染が確認されている、「柏たなか病院」で、新たに40代から90代までの患者5人と、医師ら2人の感染が確認されました。

これで関係者の感染は合わせて23人になりました。

新たに感染がわかった患者は、これまでに感染が判明した患者とは別の病棟に入院していて、柏市は院内で感染が広がっている可能性があるとみて検査を進めています。

このほか、大網白里市に住む県の教育庁の職員の感染も確認され、これで県内で発表された感染した人は合わせて3197人となりました。

また、松戸市の介護施設「せらび小金原公園」で60代から90歳以上までの利用者7人と、介護職員1人の感染が確認されたと、届け出を受けた都から千葉県に連絡があったということです。

千葉県の検査でもすでに利用者1人の感染が確認されていて、関係者の感染は合わせて9人にのぼり、県は施設で感染者の集団=クラスターが発生したと発表しました。

県は感染経路を調べるとともに、都とも協力してほかの利用者の検査を行う方針です。