コロナ感染ピーク時の病床 計画の96%を全国で確保 厚労省

コロナ感染ピーク時の病床 計画の96%を全国で確保 厚労省
新型コロナウイルスの感染拡大がピークを迎えた場合に備えて、都道府県が病床の確保を進める中、計画の96%に当たる2万6000床余りの病床が全国で確保されたことが、厚生労働省のまとめで分かりました。
厚生労働省は、新型コロナウイルスの感染がピークを迎えた場合、全国の入院患者は最大で合わせて2万937人に上るという推計を示しています。

これに対し都道府県は、すぐに受け入れができる病床を全国で合わせて2万7585床確保する計画で、厚生労働省によりますと、2日の時点で96%に当たる2万6567床が確保されたということです。

都道府県の計画では、感染状況などに応じて確保する病床数などを段階的に増やすことになっていて、石川県と兵庫県、それに沖縄県ではすでに最終段階に入っています。

このうち、石川県は計画の254床に対して258床、兵庫県は650床に対して663床、沖縄県は425床に対して461床と、それぞれ計画を上回る病床を確保しているということです。

厚生労働省は「都道府県が最終的に計画どおりの医療体制を確保できるよう必要な支援を続けていきたい」としています。