パソナ 都内の本部機能の一部 社員1200人 淡路島に移転へ

パソナ 都内の本部機能の一部 社員1200人 淡路島に移転へ
新型コロナウイルスの感染拡大で働き方を見直す動きが広がる中、人材サービス大手のパソナグループは、都内にある本部機能の一部を段階的に兵庫県の淡路島へ移転させることになりました。これに伴い、およそ1200人の社員が4年後の2024年5月までに新たな拠点に移る予定だとしています。
パソナグループは、東京 千代田区にある本部で行ってきた人事や財務、経営企画などの業務を、1日から段階的に兵庫県の淡路島へ移転させることになりました。

グループでは、2008年以降、淡路島で観光施設などを展開していて、移転に合わせてAI=人工知能などデジタル技術を活用して、マーケティングやオンライン営業を行う拠点も開設します。

これにより、グループ全体の本部機能を担う社員がおよそ1800人のうち、およそ1200人が4年後の2024年5月までに新たな拠点に移る予定だとしています。

ただ、社員が淡路島に移ることを希望しない場合は、個別に意思を確認したうえで、どう対応するか決めたいとしています。

グループでは、感染拡大で働き方を見直す動きが広がる中、新しい生活様式に対応した組織づくりのほか、感染症の拡大や災害時の事業継続に向けた取り組みを強化したいとしています。