菅氏の動向が総裁選構図に影響も 9月17日に首相指名選挙案

菅氏の動向が総裁選構図に影響も 9月17日に首相指名選挙案
安倍総理大臣の後任を選ぶ自民党総裁選挙をめぐって、二階幹事長や森山国会対策委員長らが29日夜、菅官房長官と会談していたことが明らかになり、菅氏の動向が選挙の構図に影響することも予想されます。一方、党内では、来月15日までに新しい総裁が決まれば、17日にも臨時国会を召集し、その日のうちに総理大臣の指名選挙を行う案が検討されています。
安倍総理大臣の後任を選ぶ自民党総裁選挙をめぐっては、これまでに岸田政務調査会長と石破元幹事長、それに野田聖子元総務大臣が立候補に意欲を示しています。

こうした中、二階幹事長や森山国会対策委員長らが29日夜、菅氏と会談していたことが明らかになりました。

出席者によりますと、会談では、総裁選挙への対応について意見が交わされたということです。

また、二階派は30日午後、党本部に幹部が集まって今後の対応を協議しました。

このあと河村元官房長官は、記者団から「派閥として菅氏を推す流れになりそうか」と問われたのに対し「空気としては、そういう空気が生まれつつある」と述べました。

菅氏は、これまでのところ総裁選挙に立候補するかどうか明らかにしておらず、菅氏の動向が選挙の構図に影響することも予想されます。

一方、立候補に意欲を示している岸田氏は、29日に続いて、議員会館の事務所で打ち合わせを行い、夕方には、麻生副総理兼財務大臣と都内で会談しました。

このあと岸田氏は、記者団に対し「あいさつし、指導をお願いした」と述べました。岸田氏は、かつて同じ派閥に所属していた麻生派の鈴木総務会長の自宅も訪れました。

石破氏は、大津市で地元の党員らを前に講演を行ったあと、記者団に対し、立候補に重ねて意欲を示しました。そのうえで「民主主義にもとるやり方で総裁を選ぶことはあってはならない」と述べ、新しい総裁は、党員投票を省略せずに選出すべきだという考えを強調しました。

また、小泉環境大臣は、福島市で記者団に対し、みずからは立候補しないとしたうえで、仮に河野防衛大臣が立候補する場合には、支援したいという考えを示しました。

これについて、河野大臣は、都内で記者団に対し「そうおっしゃって頂けるのはありがたい。皆さんと相談して決めていきたい」と述べました。
総裁選挙をめぐっては、党の執行部の間で、来月13日から15日を軸に、両院議員総会を開いて新しい総裁を選ぶ方向で調整が進められています。

そして、立憲民主党と国民民主党などが、来月16日に合流新党の結党大会の開催を目指していることを踏まえ、党内では、15日までに新しい総裁が決まれば、党役員人事を経て17日にも臨時国会を召集し、その日のうちに総理大臣の指名選挙を行う案が検討されています。