日米防衛相会談 中国動向に「一方的な現状変更の試みに反対」

日米防衛相会談 中国動向に「一方的な現状変更の試みに反対」
河野防衛大臣は、アメリカのグアムを訪れて、エスパー国防長官と会談し、中国が南シナ海などで軍事的な活動を活発化させているなか、力を背景とした一方的な現状変更の試みに反対していくことを確認しました。
河野防衛大臣は、およそ半年ぶりの外国訪問として、アメリカのグアムを訪れ、エスパー国防長官と、およそ2時間、会談しました。

会談では冒頭、安倍総理大臣の辞任表明についてエスパー長官が、「偉大なリーダーで、安全保障面を含め、日米両国の関係強化に力を尽くした。早期の回復を願っている」と述べ、河野大臣は、「安倍総理大臣は、日米同盟を再構築し、かつてなく強固にすることに尽力した」と応じました。

また河野大臣は、中国が、東シナ海や南シナ海で、活動を活発化させていることを踏まえ、「力による現状変更の試みなどにより、世界は劇的に変化している。日米両国に限らず、同じような考えの国々で連携する必要がある」と述べました。

そして両氏は、力を背景とした一方的な現状変更の試みに反対していくことを確認しました。

また、北朝鮮について、あらゆる射程の弾道ミサイルの完全で不可逆的な廃棄に向け、国連安保理決議を完全に履行すべきだという認識で一致しました。

そのうえで、両氏は、新型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の山口・秋田両県への配備断念を踏まえ、「イージス・アショア」に替わる防衛力の整備に向けて日米で連携していくことを確認しました。

河野防衛大臣は、会談のあと、オンラインで記者会見し、「新型コロナウイルス感染症の拡大という状況下にもかかわらず、日本の周辺を含む、インド太平洋地域においては、力を背景とした一方的な現状変更の動きが、むしろ加速している。急速に安全保障環境が変化している中で、国際社会に向けて、日米の強固な連携をしっかりと示せたことが意義深い」と述べました。