大英博物館 新型コロナの感染対策とり再開

新型コロナウイルスの感染拡大の影響でことし3月から閉館していた、イギリスの大英博物館が入館者数を大幅に制限するなど、感染対策をとったうえで再開しました。
世界最大規模の収蔵品を誇るイギリス・ロンドンの大英博物館は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、ことし3月から閉館していましたが、27日に再開しました。

博物館にはこれまで、1日におよそ1万7000人が訪れていましたが、当分の間は感染対策として事前の予約やマスクの着用を求めるとともに、館内の移動も一方通行にし、1日の入館者数を2000人に制限するということです。

また鑑賞できるスペースも、ロゼッタストーンが展示されている1階部分など一部に限定されています。

大英博物館によりますと、今回の閉館期間は260年余りの博物館の歴史の中で戦時中を除き最長だったということです。

博物館では来月から順次鑑賞できるエリアや展示物を増やしていく方針です。