コロナ感染の力士退院 感染防止策など講習会開催へ 相撲協会

コロナ感染の力士退院 感染防止策など講習会開催へ 相撲協会
日本相撲協会は新型コロナウイルスに感染し入院していた幕下以下の力士が24日、退院したことを明らかにしました。
この幕下以下の力士は、今月13日に新型コロナウイルスのPCR検査を受けたところ陽性と判定され、翌日から医療機関に入院して経過を観察していました。

日本相撲協会の芝田山広報部長は25日、報道陣の取材に対してこの力士が再検査で陰性となったため、24日に退院したことを明らかにしました。

この力士は所属する部屋で隔離したうえで、体調などの確認を続けていくということです。

相撲協会によりますと、この力士の濃厚接触者についてはいずれも検査の結果、陰性と判定されています。

一方、相撲協会は、来月の秋場所の番付発表の前日となる今月30日に力士や親方などの協会員に加えて相撲部屋のおかみさんやマネージャーなど、相撲部屋に関わるすべての関係者を対象に東京 両国の国技館で感染症防止策などについての講習会を開くことになりました。

芝田山広報部長は「感染しないためにどうするか感染した場合はどうするか、感染症の先生から話を伺うことで、新型コロナウイルスについて認識を深めてもらう」と話しています。

また、相撲協会は、秋場所前の稽古について、7月場所と同様に感染防止のため出稽古の禁止を決めたほか、秋場所の開催方法については今月31日に臨時理事会を開いて協議することを発表しました。